大量生産・廃棄の時代は終わり、持続性とつながりを大切にする
ビジネスモデルが求められる時代に
変わりつつあるように思えます。
時代の潮流がエネルギーも含め 中央集権的構造から地域分散型的構造への
転換期の様相を見せています。
これを創造的転換と捉え、
社会貢献できるプロジェクト・製品を
提供できればと考えています。
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【マーケテイングの考え方】 (2012年 神田昌典主催 「白熱マーケテイング会議」より)
1.技術の優位性をわかり安い言葉で伝えたい。
2.成功事例を積み重ねて「見える化」をすすめてゆく。
3.海外展開を視野に入れて実用化をめざす。
3.11による福島第一原発の事故をきっかけにして、化石燃料や原子力発電のような中央集権的エネルギーから、地域分散型エネルギーへの転換が議論されている。
地域分散型エネルギーは、太陽光、風力といった再生可能エネルギーが中心だが、いずれもエネルギー供給が天候に左右され、不安定という弱点を抱えている。ここで取り上げる「水素発電」はこの弱点をカバーするもので、少なくとも全電力の20-30%のエネルギーを、再生可能エネルギーに転換してゆくことを後押しする技術である。
加えて、これは地球規模の環境問題につながるが、どの国も基本的には、CO2の排出をおさえていかねばならない。つまり低炭素社会の実現に向けて、具体的なアクションを取るべき時期が近付いている。CO2の影響は、地球温暖化現象を加速させ、各国の異常気象や生態系の破壊にまでおよんでいるのだから、もはや待ったなしの状況だ。
水素発電は、基本的にCO2が排出されない、まさに今の時代に最も合致したエネルギー供給システムといってもよいだろう。地域分散型エネルギーは、これからのエネルギー政策の柱になる可能性がある。
水素発電を実現させるにあたっては、これまでのように「気体」として扱う方法だとコストが割高になる。なぜなら、気体水素はエネルギーが希薄なため、圧縮や液体水素に変換してエネルギーの高密度化を図る必要があり、さらにその輸送、貯蔵に特殊なインフラが必要となり、流通のために高価な水素ステーションを配置することが必要となるためだ。これらに莫大な投資が必要になるため、水素発電は太陽光や風力、バイオマスに比べて一歩、出遅れ感があった。 また大掛かりな投資が必要だとすると、原子力・火力発電など現在の電力供給体制と同様、中央集権的になってしまう。
こうした問題を解決するのが、水素を気体ではなく”粉体”にする技術だ。硼砂という砂の一種に水素を化合させ、水素化合物燃料SBHにして水素エネルギーを約2500倍に高密度化する。この粉体水素は安全に取扱い可能であり、カートリッジに詰め込めば、運搬、貯蔵、発電が手軽に行えるようになる。このSBH技術でガソリンエンジン発電機の約2倍の発電量が実現できる。しかも、水素発生とともに生じる使用済み燃料は回収・リサイクルがきくため、循環エネルギーとしての側面も併せ持っている。この技術を用いれば、低コストな水素を実現し、地域分散型のエネルギーを実現させることが可能になる。
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